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焼きガザミ(かに料理・広島県福山市)

蟹といえばガザミ。姿かたちよく、美味い。特に冬の雌ガザミは、カニみそ(肝すい臓)、カニの子(内子・卵巣)もたっぷり詰まって、最高に美味い蟹。他に比べるものがない。と、食通のご贔屓が控えめながらも、きっぱりと断言しました。

そんなガザミは焼き蟹で食するのがベスト。焼きガニは手間がかかる上に、焼加減も、むずかしいですが、旨味をとじこめるにはこれに限ります。茹で蟹では出汁がらを食べているようなものです。(身の少ない小さなガザミ-わたりがに-でも、いい出汁が出ます。味噌汁や鍋に入れて食べるのも、これはこれで美味い。)

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阿じ与志の焼きガザミ。もちろん活きの雌。萩焼の大皿とよく映えます。橙(だいだい)をかけ、四つ切にした胴から喰らいつきます。身はきめ細かく、実になめらかです。独特の芳ばしい香り、すこし甘みがあります。オレンジ色のカニの子(内子)が、また格別の美味なり。ズワイガニやタラバガニでは決して味わえません。

殻を割り、身を取り出すもどかしさ。節あたりは、えい面倒と、そのまま口に入れ、殻と身を分別する。マナーの悪さも許されるべし。それに引き換え、ご贔屓の技は感動的。綺麗に食べつくし、殻の山はまるで芸術品です!

瀬戸内海のガザミ(ワタリガニ)について、香川県の魚・わたりがにもご参考に。

最上を求めるあなたに!阿じ与志のがざみ

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