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五月の瀬戸内魚料理(阿じ与志 広島県福山市)

阿じ与志の財産は、食べることが大好きで口の肥えたご贔屓連。
いつ行っても期待にたがわぬ、時季の瀬戸内魚料理を出しつつ、
これはと思う新しい食材の料理で客を驚かせるのが、店主の好み。

▼五月、ある日のお品書き
Shinagaki

備後の国、福山の誇り。世界の誰をお迎えしても、恥ずかしくない店。
最高の日本料理とはどんなものか、ご承知のあなたにふさわしい。

高級料亭のようなおもてなしはありませんが、
お客さんはわきまえのある大人の方ばかり。
気に入れば、おなじみにしてやってください。

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はもの骨切り(阿じ与志 広島県福山市)

走りの鱧(はも)を入手したので、本日の締めにそれを出すとの由。
五月に鱧が食べられるの!?

鱧の身には小骨が多く、そのままでは骨っぽくてとても食べられません。
たくさんある骨を皮一枚残して細かく切るのが、はもの骨切り

出来るだけ細かく骨切りしたほうが口当たりがよい.。(一寸に26筋が基準という)
皮に近いところにも骨がとおっているので、浅く切ると骨が残ります。
というわけで、かなり熟練を要する技。板前の腕の見せ所です。

Hamohonekiri

▲走りの鱧はまだ小ぶり。二代目の正ちゃんが骨切りをご披露することになりました。

口うるさいお客さん連中が、カウンターごしにじっと注視!
はじめは緊張ぎみでしたが、すぐリズミカルな包丁捌き(押し切り)になりました。
堂々として立派でしたよ。(思わず拍手!)

骨切りされた鱧。どうやら鱧丼になるようです。待ちどおしいね!
(▼の記事に続く)

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鱧丼(阿じ与志 広島県福山市)

というわけで、今夜の締めは鱧丼(はもどん)でした。

鱧(ハモ)は高タンパク質、高脂肪でありながら淡白で上品な味。
夏の栄養補給には最適な食材ですが、鰻のようなこってりとしたところが皆無で、
口当たりがさっぱりしているところが好まれる所以でしょう。

Hamodon_2

阿じ与志 走りの鱧料理 鱧丼

阿じ与志の鱧丼は、ふんわり、あっさりしています。最後にいただくのに丁度いい。

まだ脂が乗りがとか、タレの甘味がとか、皆さま侃々諤々でしたが、
なんといっても走りもの。めでたくもあり、美味いな。と内心では思っていたのです。

かくして、幸せを身も心も満喫した今夜でありました。明日も元気に行きましょう!

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アサリ焼き(阿じ与志 広島県福山市)

昭和三十年代は、瀬戸内海の海岸は干潟がほとんどでした。
当地福山の芦田川も大変きれいで、河口の箕島や田尻はアサリの宝庫でした。
そんな昔を思い出させる、美味いアサリを食することができました。

Asari_1

阿じ与志 時季の一品料理 アサリ焼き

阿じ与志で出すものなら只物ではあるまいと、熱々の皿にならぶアサリを見ると、
身が大きい(というか縮んでいない)ことに気付いた。

食べてみて、その豊かで上品な味にビックリ。貧粗なアサリに慣れてしまっていた!
そういえば、昔のアサリはこれが当たり前だったような気がする。

最近新メニューとして採用されたようですが、少量しか入荷せずそれも不定期。
運がよければありつけるという、阿じ与志ならではの一品でした。

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鰹のたたき(阿じ与志 広島県福山市)

五月といえば江戸好みでは初鰹。
刺身もいいけど、たたきが大好きというあなたに、お奨めの一品があります。

Katuotataki_2

阿じ与志 鰹料理 鰹のたたき

店主のたたきは、高知の師匠からかって直伝された作法にそっている。
このようなスタイルのたたきを出す店は、今では高知にもありません。
二代目にも、きっちり引き継いでもらいたいです。

女将の話にはこれがまっとうな鰹のたたきという自負があります。


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アオリイカ料理(阿じ与志 広島県福山市)

日本人の一番好きなな魚介類は何でしょう?それはイカ。
イカを世界で一番多く食べる民族なのです。ご存知でしたか?
日本近海だけで130種類もいるそうですが、最高級のイカはアオリイカ
一流の寿司屋でイカといえばこれ。

胴全体の大きなヒレ(耳?)をあおるようにして泳ぐのが名前の由来とか。
卵型でスマート系ではありませんが、味はぴか一。

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阿じ与志 アオリイカ料理 アオリイカの刺身

刺身にしてこれほど旨いイカがあるのでしょうか?
胴の身は厚く、歯ごたえがよくて甘い。ヒレもこりこりしていて、旨い。

全国的に水揚げされますけど、自慢じゃありませんが当地のものが一番ですね!

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みずいか料理 (阿じ与志 広島県福山市)

アオリイカは水烏賊(みずいか)とも言います。生きているときは半透明で、
海中ではどこにいるのか分からないほどだからでしょう。

縁日などで食べるイカの醤油焼きは、粗末なイカでもそれなりに旨いですね。
組合せがいいのでしょうか?庶民の大好物も阿じ与志が作るとこうなります。

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阿じ与志 みずいか料理 みずいかの醤油焼(特別版!)

女将によれば、本日は店主の気合が入ったスペシャルバージョン!
普段は醤油だけのところを、肝を混ぜたわた醤油で焼いてあります。

洗練とはこういうこと。筋の通った料理のお手本。そうではありませんか?店主!

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キジハタ料理(福山あじよし 広島県福山市)

キジハタ(あこう)はメバルに似た身質ですが、差はBenzとK4ほど大きい!?
メバルの刺身は食べようと思いませんが、キジハタのそれはこの上もなく美味。

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阿じ与志のキジハタ料理 キジハタの刺身

こちらにキジハタの刺身について書いていらっしゃいました。いい表現です。

夏にキジハタ(あこう)の刺身は「これぞ」という醍醐味がある。旨味脂もあるのに口の中に残らずすーっと消える。後味がさっぱりしている。

この際、お江戸の方にお願い!鰻と蕎麦が旨いのはわかりますけど、あこうと鱧をぜひ味わっていただきたいと思います。できれば、阿じ与志で!

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あこう料理(福山あじよし 広島県福山市)

あこう(キジハタ)はメバルの格上の魚として知られています。
40センチ近い大物はとても高くて、店頭に並ぶことはありません。

淡白で身離れがよいところはメバルに似ていますが、身質がもっときめ細かいです。
煮付けが旨い魚ですが、本日は酒蒸しという嗜好でした。(初めてです)

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阿じ与志のあこう料理 あこう酒蒸し

煮付けもいいですけど、酒蒸しはあこう本来の上質な身を味わえる気がしました。
汁もいけます。日本酒は最高の調味料ですね。

メバルが大好きな方、こちらはもっと目が張りますよ!お試しあれ。

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石鯛料理 (福山あじよし 広島県福山市)

石鯛(黒口)は磯釣り名人以外、食する機会のほとんどない高級魚でしょう。

美食家で、好物の貝類を顎と一体になった歯で楽々と砕いて食します。
また、引きの強さから想像できるように、身は締まっています。

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阿じ与志の石鯛料理 石鯛(黒口)の薄造り

締まった固めの身は薄造りに適している。
てっさと同じようにポン酢ともみじおろしで頂きます。
独特の歯ごたえと旨みが味わえます。

スローフーズなどとわざわざ言うまでもなく、美味しい料理はゆったり楽しむに限ります。
今という時間は二度とないのですから。

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黒口料理(福山あじよし 広島県福山市)

黒口(石鯛)には白身に濃厚さがあります。塩焼きにすると鯛との違いがよく出ます。

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阿じ与志の黒口料理 黒口(石鯛)の兜焼

兜とは言うまでもなく頭のことです。刺身に取れるようなまとまった身はありませんが、
アゴ、目、エラなど、骨の周りはコラーゲンたっぷりの美味しい身がついてます。
箸で上品に食べようと思わずに、手で割きながら、口にほうばり、
骨をしゃぶりながら食べるのがいいです。

皿に残した骨をみると、思いのほか身が多いのに驚きます。
そうそう、黒口は皮も旨いですから残さずに食べてくださいね。

大きな兜なので、黒口を十分堪能できました。


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五月の阿じ与志 石鯛(イシダイ)とあこう(キジハタ)

五月になると、石鯛の時季です。石鯛の成魚は大物釣りで有名ですが、縞が薄くなり、口の周りが黒いのが特長です。それもあってか、当地では黒口(クログチ)と呼びます。大変美味です。

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五月の主役、石鯛あこう(キジハタ)が生簀から歓迎してくれてます。

最上を求めるあなたに 阿じ与志 五月の魚<石鯛とあこう>

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