鯛刺身 (阿じ与志 広島県福山市)
四月から阿じ与志の主役は鯛です。
「魚味礼讃」の関谷師匠にかぶれ、恥を知らぬワタシ。
さっそく店で、「鯛の香りを味わうことにします」と宣言しました!
ほ~。ではこの四つの鯛の刺身でどれが一番うまいのかな?
山葵も醤油もつけずに、まず食べてみられい。わかるはずだが?
と、店主。メッキの厚さを試すような難問をいきなり出してきました。

▲阿じ与志 天然鯛料理 四尾の鯛刺身(クリックで拡大します)
阿じ与志の鯛はもちろん天然の地物。1.5~3キロの極上ものだけです。
尾道魚市場で、店主が見立てて仕入れているわけですが、それでも外れがあるという。
四尾の鯛のうち、一尾は外れ、一尾は飛び切りうまい。残りは合格ライン。というヒント。
四つのどれも切り口につやと張りがあり、遜色なさそうに見えます。
あえて言えば、皮目の赤のせいで、左から2番目が一番美味しそうに感じます。
「鯛の香り」が感じられるかもしれないと思って、よく味わいました。が、香り感ぜず!
歯ごたえは、一番左が最もありました。が結局のところ、どれが一番うまいのか?
まったく自信がありません。あえなく降参。(皆さまスミマセン。この程度です!)
正解は、一番左は歯ごたえは一番だが甘みがない。左から二番目は一番甘みがある。
評価の基準は「甘み」ということは分かりました。でも肝心なのは「甘み」を感じる能力。
花を虫眼鏡で見るのと、裸眼で見るのとでは、世界がまったく違うように、
並の舌では感じられない、味覚のかすかな差をはっきり弁別できる人がいるのです!
利き酒師は、その分かりやすい例でしょう。それにしてもすごい。脱帽!
「まあ、場数ですから。あまり気にしないで、、」と正ちゃんは慰めてくれましたけど、
食通ぶっても、薄いメッキじゃすぐはがれてしまいます!
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