鱧の炙り
夏の鱧料理の定番といえば、まず湯引き鱧でしょう。
氷の上に盛って、涼しさを演出するのも定石ですが、
美味しさという点では疑問のある盛り付けです。
湯引きした鱧が氷に触れて水っぽくなります。
ところで「鱧の炙り」をご存知ですか?
■阿じ与志 鱧料理 鱧の炙り
鱧の炙りは骨切り鱧の身の方は表面の水分をとばす程度に炙り、
皮目の方は強く炙ります。鱧は皮を内側にしてキレイにカールします。
鱧の身のごく表面は炙られてパリッとしてますが、
中は半生、芯は生で、しっとりしてます。
ふんわり柔らかい口当たりで、全く小骨は感じません。
湯引きのように水っぽくないし、甘味も強いです。
脂ののった鱧皮が炙られ旨味を溶け出してます。
天に特製の梅肉1種がのせてあります。
地に特製の梅肉2種をつけて食べます。
湯引きでもなく、刺身でもない鱧の炙り、
皆さまもぜひお試しください。
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